4Kテレビ本格普及
今年2014年、4Kテレビの本格普及年となります。
それは、今年の6月から4Kの試験放送が始まることにあります。
画質の向上にサイズのバリエーションを充実させて、各社から4Kテレビが発表されています。今回の特徴は、東芝、ソニー、パナソニックの3社とも、55V型より小さいサイズの4Kテレビを発表していることです。
特に東芝は、40V型の4Kテレビを発売しました。40V型での4K画質は相当の精細な画質となります。購入者からすると選択の幅が広がります。
その4Kテレビとは、どんなテレビなのか、わかりやすく説明します。
4Kテレビとは
解像度が、 3840 × 2160。
フルHDは、1920 × 1080。
テレビ画面の縦、横とも、2倍です。全面で、4倍となります。
4Kは、4倍ではなく「水平方向が、約4000画素」 の意味です。
フルHDテレビでも、50V型以上になると、画素が粗くなって、粗さが目に付くようになります。
4Kテレビの場合、フルHDの同じ大きさの画面サイズの場合、画素の大きさは、面積比で、1/4です。 縦も横も1/2で、緻密です。
具体的には、50V型の画面は、だいたい1000o。
1画素の大きさは、髪の毛の太さの数倍の大きさです。
1000oを3840個に分割すると0.26o(髪の毛3本分ぐらい)
1000oを1920個に分割すると0.52o(髪の毛6本分ぐらい)
最近は、50V型以上の大画面を求める方が多くなっています。
多くの方は、4Kテレビに興味があります。
次のテレビは、4Kテレビだと言う認識をしている方は多くいると見られます。
4Kテレビ放送はいつから
総務省検討会での4K/8K放送のロードマップの概要です。
スポーツのビッグイベントに合わせて進められます。
2014年 ; ブラジル開催のサッカーW杯 4Kの試験放送
2016年 ; リオ5輪 8Kの試験放送
2020年 ; 東京5輪 4K/8Kの本格放送開始
放送の具体的仕様が、決定しないと4K放送用のチューナーを搭載できません。現在、販売されている4Kテレビには、4Kチューナーが搭載されていません。放送が開始されたときは、セットトップボックスを追加購入して受信することになります。
4Kテレビの省エネ性能は
消費電力は、大きくなります。
その理由は、高画素化により液晶パネルの開口率が低下し暗くなることを、LEDを明るくして補完します。
直下型LEDを使っているものはLEDの数が多いために更に消費電力が大きくなります。
パネル | メーカー | 製品名 | 消費電力 |
4K LEDエッジ型 | ソニー | KD−55X9200A | 274W |
4K LEDエッジ型 | ソニー | KD−55X8500A | 270W |
4K LED直下型 | ソニー | KD−65X9500B | 374W |
2K LEDエッジ型 | ソニー | KDL−55W920A | 157W |
2K LEDエッジ型 | ソニー | KDL−55W900A | 157W |